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BSE Q&A

Q1. BSE(牛海綿状脳症)とはどんな病気ですか? なぜ狂牛病と呼ばれるのですか?

A. BSE(牛海綿状脳症)は1986年に英国で初めて確認された牛の病気です。
この病気にかかった牛は、異常プリオンの増殖によって脳の神経細胞が死滅して空胞になり、スポンジ状になるため、この名がつけられました。感染後2〜8年の潜伏期間の後発病し、麻痺、起立不能、歩行困難などを起こし、最終的には死亡する病気です。
狂牛病は俗称で、よろよろする様子を見て英国の農民がmad cow diseaseと呼んだのが狂牛病と訳されたものです。
BSEの牛は狂っているのではなく、麻痺したことによって症状を呈しているのです。


Q2. BSEはなぜ発生するのですか?

A. 異常プリオンが原因といわれています。プリオンは、動物がふつうに持っているタンパク質ですが、異常化したプリオンを食べることが発病の発端となります。
体内に侵入した異常プリオンは、正常プリオンを次々と異常なものに変えてゆき、増殖した異常プリオンは、脳の神経細胞を死滅させ、空胞化するのです。
この病気は、牛と牛との接触や、空気を介して伝染するのではなく、BSEに感染した牛の脳や脊髄などを含む飼料を食べることによって、感染するものです。
ただし、牛の体質や遺伝素因などによって、同じ飼料を食べていても感染する牛としない牛がいます。
英国では、1つの農場で同じ飼料を食べていた牛のうち、BSEが発症したのは2〜3%でした。


Q3. BSEは人にうつるときいていますが、どうなのですか?

A. BSEが人にうつると変異型ヤコブ病(vCJD)になるといわれていますが、その因果関係は学問的にはっきり証明されたわけではありません。
これまで、英国で99名、フランスで3名、アイルランドで1名のvCJDの発症が確認されましたが、英国では1989年以前にミートパイやハンバーグに、異常プリオンが多く蓄積されるといわれる脳を用いていたことが多くの患者を出した原因ではないかといわれています。


Q4. BSEはどのくらいの量の異常プリオンを食べると発症するのですか。
また、人に感染してvCJDになるのですか?

A. 汚染された脳などどのくらいの量の以上プリオンを食べると発症するかというデータはありません。
動物実験では、同じ量の異常プリオンを食べさせていても発症する場合としない場合があり、むしろ発症しないことの方が多いと推測されています。
Q2でも述べたように、英国の牧場で、同じ飼料を与えられ続けた牛でも、2〜3%の程度しかBSEになっていません。人の場合は、「種の壁」がありますから(主が異なることによって、感染しにくくなること)、さらに低いものになります。


Q5. 人にうつる確率はどのくらいですか?

A. 英国では、BSEの発症がこれまで18万頭近くあった中で、人におけるvCJDの発症率は500万人に一人と推定されています。 これに対して、日本でのBSEの発症は、2001年12月現在3頭と少ないこと、現在、日本では全頭検査が行われていること、脳を食べる習慣がないことを勘案すれば、日本でvCJDが発症するリスクは英国に比べて桁違いに少ないといえます。


Q6. 「牛肉は安全」といわれていますが本当ですか?

A. 牛などの動物実験で脳、脊髄、目及び回腸遠位 部(小腸の最後の部分)以外の部分から感染したという事例はありません。
国際獣疫事務局(OIE)の基準でも、牛肉、牛乳、乳製品はBSE感染性のある危険部位 とはされておらず、安全な部位とされています。
また、我が国では2001年10月18日以降、
1、出荷される全ての牛についてBSE検査を実施
2、と畜場では特定危険部位は全て除去し、焼却
3、農場において、中枢神経症状を示すなどBSEが疑われる牛についてBSE検査の実施
などにより、BSEにかかった牛が食用にまわらない対策がとられています。


Q7. BSEはどうやって検査するのですか?

A. BSEの検査には、免疫反応を用いるものと、実際に脳を顕微鏡で観察する方法とがあります。 免疫反応を用いる方法には、エライザ法とウエスタンプロット法がありますが、食肉衛生検査所で行う第一次検査にはエライザ法が用いられます。この検査は、短期間で結果 が出ますし、感受性が非常に高いため、最初に行うには最も良い方法とされています。 しかし、感受性が高い分、BSEではない牛でも陽性に出ることがあります。 このため、第一次検査で陽性牛が発見された場合は、より精度の高い確認検査(第二次検査)が必要で、これにはウエスタンプロット法が用いられます。第二次検査では、ウエスタンプロット法とともに顕微鏡で空胞を調べることも行われ、第二次検査で陽性となったものには、BSEであると診断されます。


Q8. BSEが豚や鶏にうつることはないのですか?

A. BSEの原因と考えられている異常プリオンを豚や鶏に食べさせる実験では感染しませんでした。また、豚や鶏がBSEに自然にかかったという例も報告されていません。


Q9. 「と畜場での背割りが問題」という話を聞きますが、それはどういうことですか?

A. 日本やヨーロッパ、アメリカなど世界のほとんどの国のと畜場では、牛を解体するのに体の中心で左右に分割する方法をとっていますが、これを背割りといいます。 この作業をするとき、背骨も2つに切り分けられるため、特定危険部位 である脊髄に傷がつき、牛肉が異常プリオンに汚染されるのではないかと心配する声があります。 しかし、作業に当たっては、脊髄を傷つけないようにするなど細心の注意が払われていますので、安心して良いと思います。なお、厚生労働省では、消費者の方々により安心していただくため、現行の方式を改善すべく検討を進めています。


Q10. 牛を原料とした加工食品は安全ですか?

A. 加工食品に用いられる牛由来の原料は、BSE検査により安全性が確認されたものですから安全です。しかも、危険部位 はBSE検査のいかんに関わらず、使用されていません。 BSEの全頭検査が実施される以前の加工食品についても、製造加工業者による自主点検が行われ、危険部位 の使用もしくは原料が不明のものについては、製品の回収や販売停止の措置がとられています。

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